家族が老人ホームなどの介護施設へ入居した場合、施設とは長期にわたってコミュニケーションを取ることになります。しかし、どのように関わったらよいのかと、悩んでしまう方も少なくはないでしょう。ここでは、老人ホームと家族の関わり方や、施設の面会時間・場所のほか、施設が迷惑に感じる行為などについて解説します。
老人ホームは公営と民間の2つに分けられますが、面会や普段の交流に関しては大きく違いはありません。入居者が不安を感じないように入居後の数カ月間はこまめに会いに行き、落ち着いた後も定期的に本人の様子を伺いサポートすることが求められます。(コロナ禍のため面会については、面会制限を行ったり、直接ではなくオンラインでの面会など施設により異なります。)
公営と民間で大きく異なるのは施設によって対応しているサービスの内容・範囲です。特に民間施設については、衣類などの洗濯や消耗品の用意は家族が行うよう求めているケースもあります。民間の有料老人ホームについては、洗濯をはじめ生活の多くを施設内のスタッフが対応してくれる場合があり、金額とともにサービス面はしっかり比較検討が必要です。
老人ホームでは、施設ごとに入居者との面会時間や場所について細かいルールを定めています。面会可能な時間は施設によりますが、概ね9時から19時頃までと定めている施設が多く見られます。滞在時間は規定を設けていない施設もありますが、長居は入居者の負担になるので注意しましょう。
面会場所も施設によりますが、居室であったり、面会室であったり様々です。
面会は基本的に防犯やセキュリティの都合上事前予約が必要となり、予約なしの面会を断っている施設もあります。入居者に会いに行く時は、施設へ連絡して面会の日取りを決めておきましょう。(※コロナ禍のため、詳細は各施設の公式HPでご確認ください)
入居者に面会へ行く時などは、各施設が定めているルールに従いましょう。面会時間と場所はもちろん、立ち入り可能な部屋や利用できる設備なども施設によって異なります。ルールを無視すると、ご自身の家族だけでなく、他の入居者や施設のスタッフにも迷惑をかけてしまいます。また、同様の理由で入居者の様子が気になるあまりに、頻繁に連絡をすることも控えた方がよいでしょう。
万が一トラブルになったとしても、一方的なクレームや理不尽な要求を突き付けてはいけません。怒りたくなる場合があるかもしれませんが、まずは事実を確認し、担当者と冷静に話し合いましょう。そのうえでトラブルなどの解決に向け、適切に対処してもらうことが重要です。
介護サービス事業所には概ね「苦情解決、虐待等に関する相談体制」の設置が各事業所ごとに定められています。これは横浜市の公式HPで確認できる「重要事項説明書」に記載されています。
どのような体制であるか事前にしっかり確認しましょう。公的な書類で難しい内容ですが、こちらでは見方やポイントを解説しています。