老人ホームへ入居するためには、必要条件を満たしたうえで、所定の流れに沿って手続きを進めなくてはいけません。しかし、公営と民間では入居方法が異なるほか、入居状況によっては入れない可能性があります。これから老人ホームを探す方は、まず予算をしっかりと決め、施設の空室状況をチェックしておきましょう。ここでは、老人ホームの一般的な入居方法や、横浜の状況について解説します。
公営の老人ホームへ入居する際は、施設の種類をしっかりと決めましょう。公営は特別養護老人ホームや介護医療院など、さまざまな種類があります。施設の種類を決めたら入居条件(主に要介護度・年齢)を確認し、受けられる医療ケアや空き状況・待機状況を確認することが重要です。
これらを確認したら施設へ問い合わせ、見学や体験入居を申し込みましょう。施設の雰囲気や運営方針などを確認し、入居者本人も家族も気に入った場合、必要な書類を準備し、入居審査を受けることをおすすめします。入居審査に問題がなければ入居可能です。
民間の老人ホームも同様に、施設の種類と入居条件をチェックすることから始めましょう。ただし、入居一時金や月額費用が大きく異なりますので、公営の施設以上に入念な確認が求められます。また、受けられる介護・医療ケアやレクリエーションなどのサービス、職員体制(夜間含む)もチェックが必要です。
民間施設も見学・体験入居を実施し、施設の雰囲気や運営方針などを確認し、入居者本人に入居の意思があるなら面談や審査を受けてみましょう。なお、入居条件に保証人や身元引受人を定めている施設もあります。
横浜市においては、老人ホームの待機状況・空室状況は減少傾向にあります。入居一時金が0円の介護付き有料老人ホームも増えていますので、全体的な傾向として待機状況が改善されているといえます。
しかし、公営の老人ホームはなかなか思い通りとはいきません。施設によっては空室がなく、多数の希望者が待機している状況というケースもあります。公営の老人ホームは、入居を希望する方も多いため、長期間待たされる可能性があることに注意が必要です。
民間の老人ホームも検討しましょう。こちらでは横浜市内の介護付き有料老人ホーム211施設を調査して、おすすめの3施設を紹介していますので、あわせてご覧ください。